SOL.NET TOP > SOL INTERVIEW > NO.012 寺井元一 氏
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寺井元一氏
若者のドリームコーディネーター

NPO法人 KOMPOSITION 代表理事 寺井 元一 氏

1977年9月13日兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部に入学。学生時代に3年間衆議院議員・菅直人氏の事務所にて

ボランティアスタッフを経験する。同大大学院にて若者の価値観や投票行動を研究する「計量政治」を専門に研究。

その後、02年11月6日、アート・スポーツ・ビジネスなど若者の才能支援を目的としたNPO法人KOMPOSITIONを設立。

グラフィティやストリートバスケなどを中心に複数のプロジェクトにて若い才能を支援中。

-

 表現者のレールとして

- それでは事業内容について教えて下さい

-

私たち KOMPOSITION は、アートや音楽など、表現する人達に対して活動の場所を提供することを事業としています。

しばしば、自分達の事を電車とレールという例えで説明しているのですが、レールがなかったら電車は走れないし、電

車がなかったらレールの意味はないですよね。僕らは電車が走るためのレールとして、重要な存在になりたいと思って

います。表現する人、と一くくりに言っても、アマチュアからプロまで色んな人がいます。

僕らが対象にしている人は、評価が得られているとか、既に食べていけているとか、そういった「出来上がっている」人

ではありません。可能性のある活動をしているのだけれども見てもらえていなかったり、評価されていなかったり、活動

していく場所がない、というような人たちをターゲットにしています。それはアートでもスポーツでも、表現であるならビジ

ネスですらいいと思っていて、そういった幅広いジャンルの人たちに活動の場を提供する、応援するということをやって

います。

提供する場所はどこでも良い訳ではなくて、今、人がいる所に僕たちが場を切り開いて作っています。例えば、ビルの

壁、道、空き地などです。その中でも、表現の場として適している場所を選んでいます。現状で実績のあるものでは、ビ

ルの外壁などを壁画キャンバスに見立てグラフィティアートなどを描くリーガルウォールという活動や、行政さんからの

委託を受けて行っている美竹公園およびジョーダンコートというバスケットコートの管理運営があります。代々木公園

のコートを活用したストリートバスケの大会もナイキさんの協賛でやってます。収益は基本的に企業様からの協賛金

で得ています。他は行政さんからの業務委託費などもあります。

-

- これからどんなことをやっていきたいと考えていますか

-

今後も、僕らはパブリックなもの、公共空間そのものを表現の場所に変えていきたいと考えています。

その際、僕らが全部場所を買い上げて表現の場に変えていくというのとはまったく違います。僕らは、ビルのオーナー

さん、公園を所有している行政さんなど、色んな方々が困っている社会問題を解決する活動をすることで、場所を活用

させていただくんです。そういうところが、僕らが NPO である本質ですね。

KOMPOSITION は様々なジャンルで表現する人に場を提供していきたいと考えているので、潜在的な活動の数は膨大

です。全てで成功例を出し、環境を変えていく為に一番効率的なことは何か、どうやったら一番いいのかっていうことは

常に社内で議論しています。ある分野で成功例を作ることで、それをモデルとして他の分野に当てはめていくという考

え方もありますし、逆に一つ一つの分野で独自のモデルを作っていく考え方もあります。他にもタイミングの問題だとか

もありますが、できるだけ最適なものを考えてやっていきたいと考えています。僕らが関わることで、社会の変化のスピ

ードを何倍、何十倍も速めたいと思っています。

-

 可能性の最大化

- KOMPOSITION の活動を通じて、どんなことを伝えていきたいですか

-

表現者の可能性を最大化するという、KOMPOSITIONと同じ価値観をみんなにも広めていきたいと思っています。

「諦めるな、まだまだやれる、どこまでもやれる」ということですね。しかし、簡単にできることではないので、最初からそ

ういう精神的な成果を求めてはいないですね。求めてはいないですね。参加してくれた方が真剣に取り組んで全力を

出し切ってもらいたい。それによって、辞めようと思ってもらってもいいですし、新しい自分の何かを発見してもいいし、

もちろん成長する人間がいたらいい。僕らは活動の場所を提供していく、それを全力で使っててくれるのが重要なこと

だと思います。そんな人たちが増えていったらいいなと思っています。

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- 最後に若者へのメッセージをお願いします

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自分が本当にやりたい、やるべきだと感じたことをやるべきだし、それが分からないなら、今、自分がそうだと直感する

ものをやるべきだと思います。その時の直感が間違いだったとしても、後でそれが間違いだと気づけたらそれは進歩で

すよね。本当に自分に正直になって、自分がやりたいことに挑戦して欲しい。そういう意味でいうと、ぼくは就職したくて

就職する人は応援したいと思う一方で、就職活動したくないと思っている人には、全員就職活動をやめろって言いたい

ですね。でも、そんな簡単に答えはでないと思います。自分なりに一生懸命考えながら、でも動きは止めないって事が

大事だと思います。真剣に考えて上手くいくのは歳を取った人、真剣に動いて上手くいくのが若い人。若い人は考える

ことも重要ですが、動いて欲しい。情熱や、体力があるだとか、そういう若い人がもっている『勢い』を大事にしてもらい

たいと思っています。止めちゃいけないのは考えることではなく、動くことなんです。

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「動かなかったら始まらない。」

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- 本日はお忙しい中、有難う御座いました。

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 編集後記

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現代の若者は、一見何でもできるかのように見えるが、やりたいことが見つからない人が多い。

そうした気持ちにさいなまされる若者は何かきっかけがあれば変われるのだと思います。

そのきっかけの一つがKOMPOSITIONかも!?

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『NPO法人 KOMPOSITION』 URL: http://komposition.org/

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