SOL.NET TOP > SOL INTERVIEW > NO.005 土屋有 氏
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土屋有氏
0を1にする、クリエイティブな生き方を

株式会社 あいけあ 代表取締役 土屋 有 氏

多摩大学入学後、株式会社アイレップでアルバイトとして働き始め、2004年取締役に就任。

アルバイトから取締役にまで登り詰める。シニアマーケティング事業部の責任者となり、高齢者と老人ホームをつなげ

る、有料老人ホーム紹介センター「あいけあ」を運営。

2006年には書籍も出版。テレビ東京系の番組「ガイアの夜明け」にも出演。世の中に必要とされている介護という

ビジネスを、現在よりもっと利用する人が幸せになるものにしたいと、積極的に事業に取り組んでいる。

-

 ニーズに応え、社会をハッピーにしたい

- シニアマーケティング事業をやるきっかけとなった出来事を教えて下さい

-

会社としてやるきっかけと、個人的なきっかけの二つがあります。

まず、会社としてやるきっかけというのは、我々はもともとインターネットマーケティングの最先端であるサーチエンジン

マーケティングというものを専門でやっている、業界でも屈指の会社です。

マーケティングプランを作って、実施することで企業の営業活動の支援をしていく会社ですね。

その仕事をしていくなかで、金融・不動産など全方位で色んな業種と取引をする以外に業界特化型で深堀していく事

業を立ち上げようという意識があったんです。

-

その第一弾として、介護という産業を選んだんです。それは、マーケットにニーズがあったから。

-

yahoo や google などで検索をかけてみると、不動産業界とかと同じもしくはそれ以上のニーズやボリュームがあっ

て、これはビジネスチャンスだと思い、深堀していくには大変いいんだろうと。また、 TV などでもよくやっていますが、

これからの日本において大きな課題を抱えている産業だというのはなんとなくわかっていた。その方々の支援をやって

みる価値はあるだろうっというのが会社としての方針ですね。

-

で、もう一つ僕個人がこの事業をやってみようと思った話ですが正直そんなに介護に興味なかったんです(笑)

-

僕はもともと、業界紙とか雑誌で記事を書いたり、セミナーで講演したり、あとはマーケティングのプランナーで特に

インターネット を軸として色んなメディアを使っていかに企業の 売上をあげるか、価値をあげるかをやってたんです。

例えば、 WEB をメインの販売チャネルとした商品の企画・販売展開戦略設計から実施までやってお客様を獲得する

ために、年間通して雑誌とかリアルの媒体と WEB をコラボさせて仕掛けるかとかそういうプランニングをやっていたん

ですね。その中で、どこか特定の一社に入りこんで深堀していくということに正直興味があったということと、せっかくや

るなら社会的に価値のあることをしたいということ。

僕の個人的な生き方として、僕も幸せになりたいし、周りの友達から、家族から社会をハッピーにしていきたい、みんな

をハッピーにしていきたいというのがあって、その為に一番手っ取り早くできることはなんだろう?って考えた時にうちの

会社にすごい事業部署があって、かつ、マーケティングのスキルがいかせるということでジョイントしたという形ですね。

-

- 「社会貢献したい」という考えはもともとお持ちだったんですか?何かきっかけがあったとか?

-

ちっちゃい頃から家族とボランティアはしていたけど、みんなが考えるような社会貢献の意識はなかったですね。

そういう硬い考えではなくて、身近にあることとして、生活の一部としてやっていたぐらいでした。

高校でボランティア団体の立ち上げとかもやっていたけど、社会貢献が大事だってリアルで考えていた訳じゃなくて

何か面白そうっていうイベントくらいの感覚でやっていただけでしたね。大学入ってからも立ち上げはやったんだけど、

それは先輩に誘われたからちょっとやったくらいで。

-

社会貢献ってキーワードは、僕はどちらかというと後からついてきたタイプなんです。

-

アルバイトやインターンをやったり、色んな人と出会った時に、じゃあ僕は何がやりたいんだろうっていうのを考えた時

期がありました。その時に、友達を幸せにしたい、彼女を幸せにしたい、家族を大事にしたい、ていうことを考えていって

彼女を幸せにするには彼女の家族も幸せにしなきゃいけないし、彼女の友達も幸せにしてあげないと多分、彼女は幸

せじゃないんだろうなって考えて。それは僕も同じだなって。

彼女を幸せにする為に、僕が自己犠牲になって、プレゼントとかばっかすればいいかっていうとそれは違う。

それじゃあ彼女は喜ばないですよね。

結局、彼女を幸せにするために僕もハッピーにならなきゃいけない。僕がハッピーになる為に、彼女に幸せになっても

らおう。って感じで絵を描いていくと、ドンドン広がって言っちゃうんですよね。

すると、まずは周りの友達だ。地元の人だ。次は宮崎県だ。宮崎県を幸せにするには日本だよねぇ、みたいな。

そんな感覚で、正直ちょっと勉強した後に、あぁ、社会貢献ってこういうきっかけなのかもっていうので結び付けちゃった

みたいな。どっちかっていうと後付けです。

-

- 今のお話の中で、何が大事なんだろう?とか考え始めた時期があったとおっしゃってましたが、

- それはいつ頃だったんですか。

-

大学3・4年だと思います。そもそも僕は就職活動しなかったんですよ。

付き合いでやったくらいで、受けたのは1社くらい。それも、ピアス付けたまま面接受けたりして、ちょっと調子乗ってた

かな(笑)どっちかっていうと、就職活動っていうよりかは、もともと僕は大学入ってベンチャーをやってみたいって思っ

ていて。ベンチャーで起業したいとか、インターネットでベンチャーだって思って東京に出てきたんですね。

で、大学3年生くらいになった時に、おいおいおいおい、と。俺、東京出てきたの起業する為じゃん。ベンチャーやる為じ

ゃん。なにやってんの俺?ってふと考えて。自分の中で、個人的なそういう思いを持ってきたはずなのに何か前に進ん

でない自分に気づいて。何か前に進んでない自分に気づいて。はっと横を見ると、みんな就職活動をしていく。

内定がでましたぁ、みたいな。あれ、おまえも一緒にベンチャーやろうって言ってたじゃん。

みたいなヤツが、リークルート4次なんだよねって聞いたりして、ちょっといいな~それって一瞬思っちゃったりして(笑)

でも、俺はいやだッ!俺はみんなと違うッ!!みたいな気持ちがある中でそう言いながらも何かおいてかれた感をすご

く感じてました。

俺はみんなと違ってベンチャーやるんだよってインターンの時とかに言ってたくせに、なにも形を残せてない。

で、同級生の大学生からみたら凄いって言われるけど「 ハッ 自分でみたら何も前に進んでないじゃないか!」て思っ

たし、そういう焦り。自分自身が思い描いていた自分。大学1年生頃、高校3年生の頃、地方にいた頃に東京出て大学

2・3年生の頃にはこうなってるんだって思ってた自分とのギャップ。そのギャップへの焦りと、同時に、就職活動をして

みんな着実に前に進んでいる同級生の姿を見た時の焦りだったりとか。

その時に、どうしたらいいんだろう、何がしたいんだろう、って考えたんですね。それで、突き詰めていった感じです。

みんな就職活動の時に自己分析すると思うんだけど、僕も同じで自己分析しただけです。たまたまその時期が大学3・

4年生の頃だったんです。あと、あの頃は松坂とかがブレイクしてて凄かった。僕らは松坂世代な訳ですよ。やべぇー、

松坂すげぇ~みたいなのがあって。おいおい、どうなの俺ら、みたいな(笑)

だから勘違いですね、きっかけは勘違いです。

自分と大きな人達を一緒にしちゃったんですね。同い年なのにあんな凄いやつらがいるなんてヤバくない俺、って(笑)

それで何したらいいんだろう、どうしたらいいんだろう…とか考え始めたのも自己分析のきっかけですね。

それに、当時はちょうどインターネットバブルが崩壊した時で、僕はネットだネットベンチャーだって高校の時から言って

たのに、東京出てきたらネットバブルが弾けちゃって、ネットは悪だッ!!みたいになっててあれ?俺がやりたかったこ

と何か叩かれてる。みたいなのがあって。じゃあ俺なにがやりたいんだろう?っていうのもあって。

そういう色んなことが重なって、自己分析するきっかけになったのかなって思いますね。

-

 トライ・トライ・トライ

- お話を聞いていると、もともと大学に入る前からベンチャー企業に入りたいだとか会社を立ち上げたいと

- 考えていたようですが、それは高校生とか中学生の時から考えていたんですか?

-

僕、小・中・高の前半まで、凄い地味に、帰宅部で、基本的にメインストリームには乗らず体育会でも活躍せず、文化

祭でも表にでず。あんまり、クラス行事とかには無関心なタイプで、勉強もしないでぼーっとしてる感じでした。

そんな学生だったんだけど、一回だけ中学校の時に、文化際で舞台の主役をやったんですよ。中3の時に。それは気

持ちよかったっていう記憶だけは残ってますね。それで普通に高校入って、1回人生諦めたんですよね、 受験失敗し

て。なんというか地元で学力的には最底辺な高校だったから。けど、高校3年生の時に人生が変わるきっかけをくれた

人がいて。その人はデンマークから来たおばちゃんで、僕に「あなたの人生なんだから失敗したっていいじゃない、

トライ・トライ・トライよ。やってダメならもう一回やればいいじゃない。誰も損しないしね、好きにしなさいよ。」

って言ってくれて、確かになぁ~って思っちゃった訳ですよ。

それが日本語だったら、多分何言ってんだこいつって思ったんだろうけどそれが英語で言われて辞書片手にやって

て、一生懸命だったから素直に聞いちゃったんですよ。なるほどなぁって。そうかも知れないって。こっから勘違いが始

まりましたね。こっから何かやろう、何かできるかもしれない、やりたいことを探そうって。

-

柴田恭平を超えたわけですよ、ビル・ゲイツが僕の中で。

-

そう思って、役者になろうって思う訳ですよ。さっきの中学の時の文化祭のこととかあったしあと、当時あぶない刑事の

再放送してて、あぶデカかっけぇーみたいなね(笑)って思ったから、リアルにね。

どっちかっていうと、舘ひろしより柴田恭兵派みたいなっていうのがあって(笑)

柴田恭兵は東京の大学行って、卒業後役者になってるみたいなのがあって、これだ!と思いましたね。

東京行って役者だって思ったから、親を説得しようと思って言ったんだけど「なに言っちゃってるのっ」て言われちゃった

から、親を説得する為に東京の大学に行くって目標だけまず決めちゃって。で、親を説得して東京に行く理由を探すた

めに本を見てたら偶然オヤジが見てたビル・ゲイツの本を見つけちゃって、ビル・ゲイツの野望っていうタイトルに引か

れたんですよ。それで見てみたら、19歳で会社起こして、大学中退して、世界一になった男がいると。

これはカッコイイ。柴田恭兵を超えた訳ですよ、ビル・ゲイツが僕の中で。

-

 0から1を創る、カッコイイ生き方

- この人の生き方がカッコイイとか、今後こういう生き方をしていきたいっていうのはありますか?

-

マイクロクレジットのムハマド・ユヌスさんとか、カッコイイよね。素直に、すげぇこれ、カッコよくねぇ?みたいな。

仕組みを作って、実践もして、ビジネスモデルとして成り立ってるじゃないですか。あれカッコイイよね。

たとえば、なにかを新たな仕組みを作ったりチャレンジしているのをみてできてない所を突き詰めて行くのはいくらでも

できるんですよ。でもそうじゃなくて、仕組みを作って、維持しようってチャレンジしてさ。そういう人ってかっこいいなぁっ

て思うんですよね。だから僕は『創る仕事』をしたいと思ってます。

例えばビジネスで 0 、 1 、 2 、 3 、 4 、 5 、 6 、 7 、 8 、 9 、 10 っていう仕事があるんだけど、

僕は 0 を 1 にする仕事が好きなんですよ。もしくは、 0 、 1 、 2 、 3 、これぐらいが特に好きかな。

もし、今から就職するとしたら、出来上がった会社入ってなにするの?って思う訳。

だって、出来上がった会社では、与えられた仕事をするとか、決まった範囲内でしか仕事ができないわけじゃないです

か。でも、 0 、 1 、って、存在しない物を作る。創造と、維持とか運営は違う。創造、作り上げるもの、クリエイションでし

ょ。僕はクリエイションが好き。クリエイターとかね。そういう意味でいうと、クリエイティブな仕事をしてる人っていうのは

凄いなって思いますよ。クリエイティブな生き方はホントにカッコイイと思うね。

-

- では、最後に若者へのメッセージをお願いします。

-

飛び込んでしまえッ!!!っていうことですかね。何か失うことはあるのかと。

君はそれをチャレンジしない、君の前に例えばチャンスがあった時にそれをやることで何か失う物がそんなに大きなも

のがあるんだろうかと。チャレンジしてダメだった自分と、チャレンジしないで動かずに何もしなかった自分とどっちの方

が後に何か残るんだろうかって考えてみて欲しいですね。

絶対チャレンジした方が、残る残らないは別にしてもカッコイイと思うよ。

-

- 本日はお忙しい中、有難う御座いました。

-

 編集後記

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「あいけあ」は介護業界のギャップを埋めるべく、介護したい人と介護されたい人の想いを繋ぐマッチングサービスを

行っています。注目の介護業界で活躍するソーシャルビジネスから目を離すな!!

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『株式会社あいけあ』 URL: http://www.i-care.jp/

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